中央競馬に新時代 18歳女性騎手 今村聖菜 新人優勝数で独走 武豊、福永雄一らトップ騎手1年目に匹敵 :東京新聞 TOKYO Web

2016年の有馬記念。千葉県船橋市の中山競馬場で女性騎手が大きなタイトルを獲得するのもそう遠くないかもしれません。

2016年の有馬記念。千葉県船橋市の中山競馬場で女性騎手が大きなタイトルを獲得するのもそう遠くないかもしれません。

中央競馬に新たなスターが登場。 今年、日本中央競馬会(JRA)で10人目の女性騎手としてデビューした今村聖奈(18)です。 女性騎手の年間最多勝利記録を上回るペースで連勝を重ねている。 その数はマスターと呼ばれる新人騎手に匹敵する。 女性騎手が当たり前の時代のパイオニアになるかもしれない。 男女が競い合う騎手の世界でも際立っていたのは男性だった。 彼女の成功の背後にあるものは何ですか? (宮畑譲)

GIレースの走行条件をクリア

「『女子新人最多勝記録(9勝)の1年間無傷記録を更新したい、できれば2ケタを達成したい』と思っていました。 鯛」

オンラインインタビューを行う今村騎手

オンラインインタビューを行う今村騎手

今村騎手が「特報部です」のネット取材を受けました。 何度も優勝騎手の取材を受けているからでしょうか。 叩けば共鳴して質問にはっきりと答えてくれます。

19日時点での勝数は39勝。約150騎の中で総合24位、新人騎手のトップ。 デビュー2週目の3月13日に初勝利を収めた後、8月には地方競馬を含めて31勝を挙げた。 JRA最高峰のG1レース出場権を獲得。

デビューのインパクトは大きかったが、「この世界では1回目が大事と言われているけど、2週目で勝てたので注目されたのかもしれない。勝つこともある」と語る。控えめに。

このまま順調に進めば、年末には年間50勝を超える見込みで、JRAの記録である女性騎手の年間43勝を超えるペースだ。 この数字は、男女問わず新人騎手としては異例の勝利数です。 現JRAのトップ騎手である武豊騎手と福永雄一騎手の新人時代に近い数字です。

◆「大変じゃない」:馬との対話を大切に

あなたは何が得意ですか? 今村騎手は自己分析の一環として、馬とのコミュニケーションが重要だと指摘する。 競馬学校の教官から「馬と話せ」と言われたことがきっかけだという。

もちろん、馬と話すことはできません。 しかし、馬はデリケートな動物で、常に耳や目、尻尾を動かしています。 「馬をよく見て、馬が何を考えているかを理解しようとしています。馬の性格を理解し、馬を怒らせないようにしています。乗れる馬と乗れない馬がいます。別の騎手。」

騎手には体重制限があり、体格は必ずしも関係ありませんが、500kgの馬を扱う場合は腕力や筋力の方が有利な場合があります。 しかし、馬との対話を大切にする今村騎手は「もちろん力で抑えられることもあるが、騎手は重労働ではない」と断言する。

◆馬術or競馬…「スピードと爽快感」が決め手

小学生の頃はジョッキーを目指していました。 父・康成は元騎手で、幼い頃から馬に親しんできた。 馬術かジョッキーか迷いましたが、ジョッキーの道を選んだのは「走ることの速さと爽快感」と「勝って喜ぶ多くの人の中心にいること」に憧れたからでした。 .

新潟市の新潟競馬場で、優勝馬を褒め称える今村聖奈騎手。

新潟市の新潟競馬場で、優勝馬を褒め称える今村聖奈騎手。

しかし、競馬はギャンブルであり、競争の世界です。 きれいなだけではありません。 負けると怒鳴られることもあります。

「大変じゃないの?」と聞くと、 彼は「毎日が刺激に満ちている。ストレスがある」と答えた。 と答える反面、仲間の騎手と遊んだり買い物をしたりしてくつろいでいるといい、18歳の素顔を見せている。

◆海外には女性のマスターもいますが、日本ではまだまだ少ない

騎手も含めて、一定の重量を背負うことが鉄則です。 未経験騎手や女性向けの減量対策はあるが、GIなどの大きなレースでは適用されない。 究極的には男女問わず力勝負と言える。 しかし、女性騎手がマスターと呼ばれるフランスやオーストラリアに比べると、JRAで女性騎手が活躍しているとは言い難い。

日本には地方競馬で1,000勝以上の実績を持つ名古屋競馬の宮下ひとみ騎手がいます。 宮下さんは2児の母でもあります。のぞみ(レア)アクティブな例です。

今村は「女性騎手としての注目度はすごい。ありがたいけど、今後はその執念が消えていくと思う」と語る。 彼女は自分の将来をどのように思い描いていますか?

◆「多くの人の心を動かしたい」

「家族と何をしたいですか? 乗馬を続けたいですか? 彼は、具体的な目標については「口に出してしまうと達成できない」ため、語らないと述べています。 私はそれを保ちたいだけです。

「自分の頑張りで多くの人の心を動かせたらいいなと思っています。将来、私のような騎手になりたいと女の子が言ってくれたら嬉しいです。頑張りたいです」

 デスクメモ年末に有馬記念館に何度か行ったことがある以外は、競馬のことはよく知らない。 武豊さんは知っていますが、女性騎手の名前が思い浮かびません。 男女が競い合う世界を意識したことはありませんでした。 女性が活躍できる環境がなかったのは裏返しかもしれません。 (北)

女性が活躍するために必要なのは「環境」と「スポーツ界を変えるきっかけ」だと専門家は語る

今村騎手が活躍できる理由とは。 また、どのような未来が開けると予想されますか? 専門家に聞いた。

JRA初の女性騎手で競馬コメンテーターの細江順子さんは今村選手を「競馬学校時代は模擬戦で、経験は少なかったものの、スタートの感覚があり、一方で、過去には技術があっても力を発揮できない女性騎手もいたという。 彼女は「以前は競馬界に女性が少なく、周りの人は女性の扱い方を知らなかったと思います。

そんな元女性騎手たちが、今は裏で競馬界に関わっています。 活躍する要因の一つとして分析しています。

新潟市の新潟競馬場で紀章が勝利した後、馬に乗って微笑む今村騎手。

新潟市の新潟競馬場で紀章が勝利した後、馬に乗って微笑む今村騎手。

今村さんをはじめとする女性騎手の今後に大いに期待したい。変化すれば男女格差はなくなるでしょう。」 .

男女が一緒に競うスポーツといえば、馬術や競艇などがあります。 スポーツ文化評論家の玉木正幸氏は「馬や道具を使うスポーツは、男女問わずやりやすい。 さらにギャンブルスポーツは公正でなければならない。女性が進出する余地がある」と解説。 その上で、「日本のスポーツ界はまだまだ女性差別が多い。競馬への女性の活躍が、多くの人が日本のスポーツの不思議さに目覚めるきっかけになればと願っている」と話した。男性を中心に進んできた世界。」 行う。

多くのアスリートを取材してきたスポーツライターの増島みどり氏は、「トップアスリートは、肉体的にも精神的にも強いだけでなく、思考力、分析力、発想力が非常に高い。そこに男女は関係ありません。男性と女性はすべてのスポーツで同じです. 一緒に競争することは平等の究極の形ではありませんが、男性にできることは女性にもできます.

そして、日本のスポーツ界に注文します。 「女性騎手が活躍できるようになったのはいいことです。 しかし、日本では結婚やパートナーがいる、または出産後も競技を続ける女性アスリートが諸外国に比べて少ないのが現状です。 は重要。”